【奥山文弥・理想的な釣り環境】良い指導者が増えないと、良い釣り人が増えない

スペシャル ニュース

多くの釣り業界関係者は釣り人が増えてくれるといいと願っていると思います。実際に増やす努力をしている方、あるいは仕事としてやっている方もいるかと思います。

逆に釣りをしてみたいという方々に対しての受け入れがないのも釣り業界です。どういう意味でしょうか?

私はそういう釣りの指導システムについて様々な面から考察しています。釣り教室はたくさんあるのに、常設の釣り教育システムや釣りガイドが皆無です。

ヘラブナ釣りの写真
精神修養ということで指導をしたヘラブナ釣りは、レンタルが難しいためそのあとのフォローがしにくい

先日こんなことがありました。普段釣りをしないのですが、アユに興味を持った人が「アユを友釣りで釣ってみたい」と私に問い合わせてきました。私はアユ釣りを教えられるほどの腕を持っていません。

そこで近隣のアユ釣り名人に相談したところ「これからアユ釣りを始めたいという真面目な方ならタダでも教えるが、『金払うから体験させて欲しい』というような人に教えられない」とのことでした。

そこでちょっと遠かったのですが、那珂川北部漁協で受け入れてもらいました。

以前栃木県で講義した「釣りで地域振興」を聞いてくれた薄井一郎さんが組合長です。

アユ釣り教室の写真
美味しい鮎を釣って食べるという釣りガイド。マンツーマンでの指導が基本

生徒は若い女性6人男性5人。現地の組合員や名人にマンツーマンでサポートしてもらって友釣りを楽しみました。非常に丁寧で良かったと好評でした。

次ページ → 釣具業界が知っておくべき事とは?

1 / 3
次へ

関連記事

「A型フレーム ディアーグ」隠れ家チックなテント。ソロキャンのための贅沢空間!

【がまかつ】「イカメタルリーダーマルチ オモリグ仕様」状況に応じてエダスの長さを変えられる!

【シマノ】島根県出雲市で エクスセンスミーティング

(公財)日本釣振興会神奈川県支部、横須賀市の人気釣りスポット「海辺つり公園」でカサゴの稚魚5000尾放流

【ハヤブサ】釣り人応援プレゼントキャンペーン開催!2021年2月1日(月)スタート!

【タカ産業】「ドラゴンスケール」タチウオの幅がひと目で分かる便利なスケール

「釣りの聖地・五島列島」。長崎県五島市の野口市太郎市長を取材「釣りは大切な観光資源」。平和卓也プロも推薦「釣り人の夢の魚が全部いる!」

【日本釣振興会】大阪南部の下荘漁港で水中と陸上を清掃。釣り場をキレイに!