2020年11月14日、公益財団法人日本釣振興会大阪府支部主催の水中清掃が大阪北港の夢舞大橋下にて開催された。
この水中清掃は、ダイバーが海に潜り、海底に沈んでいる釣り具やその他ゴミを拾って釣り場をキレイにするという活動で、全国各地で実施されている。
今回清掃した場所は、大阪北港舞洲側の夢舞大橋下。有料駐車場が完備されており、アクセスもよいので人気の釣り場となっている。
当日は10時半に現地へ集合。ダイバー13名、陸上手伝い20名、監視船・搬送船2名の計35名が参加した。はじめに日本釣振興会大阪府支部の橋本俊哉支部長より以下要旨のあいさつが述べられた。
「本日は週末のお忙しい中、早朝よりご参加いただきまして、ありがとうございます。私ども日本釣振興会は色々な活動の中で、水辺環境の美化保全という活動を主力として進めております。
その中で今回は水中清掃という事で、いつもお世話になっているクラブドゥさん、ボランティアダイバーの方にお手伝いいただきまして、ここ舞洲の清掃活動を行います。
今年は新型コロナウイルスの影響により様々な活動を中止せざるを得ない中、皆様のご協力により開催する事ができました。改めてお礼申し上げます。事故や怪我に注意しながら清掃いただきますようお願い致します」
まずはダイバーが準備をしている間に、参加者全員で陸上の清掃を実施。秋の釣りシーズンという事もあり、サビキ釣りやタチウオ狙いのエサや仕掛けなどが多く見られた。
ダイバーの準備が出来たら、水中清掃がスタート。ダイバーは2人1組になり、海中へ潜る。
ゴミ回収用のネットにゴミを詰めていき、ある程度の量になれば海面に出て、陸上のスタッフが持っているカンナの付いたロープに引っ掛けて回収していく。
水深は5m強だが、海底にヘドロが溜まっており、濁りで視界が悪い中での回収作業が続いた。
水中のゴミ回収後は、ゴミを1カ所に集めて分別作業を行った。今回、回収したゴミの総重量は約250㎏だった。