公益財団法人日本釣振興会愛知県支部では、6月28日、29日の2日間、伊良湖岬でビーチクリーン、稚魚放流、水中清掃を行った。
この活動は、① 愛知県田原市の伊良湖岬周辺を清掃し釣り場と環境維持の活動を広める。② 稚魚放流を実施して魚族資源の増殖をはかる。③ 魚の釣れる釣り場や釣り人を増やすため、地元の児童や住民達との交流による環境作りをする事を目的に開催された。
活動には国や県、市の議員等も参加し、稚魚放流には地元の伊良湖岬保育園、中山保育園、小中山保育園も参加。2日間で合計160人以上が参加し、大規模なイベントとなった。
悪天候の中、ビーチクリーンを実施。園児達には水辺の安全教室を開催
6月28日は、恋路ヶ浜でビーチクリーン、伊良湖港市場付近で稚魚放流を実施。
ビーチクリーンの参加者は9時に現地に集合し、9時半から清掃活動を開始。浜にはかなりの量のゴミが流れ着いており、中国語やハングル語などの東南アジア諸国の文字が記載されたペットボトルや空き缶なども多かった。
参加者は広範囲を清掃し、合計320㎏のゴミを回収した。
また、ビーチクリーン実施中に、並行して園児に向けた水辺の安全教室も実施。中部日本潜水連盟の理事⾧萩原氏と理事の木下氏より、もし水に落ちたらどう行動すべきかや、ライフジャケットについて、紙芝居を用いて分かりやすい説明が行われた。
いよいよ稚魚放流!4000尾以上の稚魚達が大海原へ…
10時半ごろになるとビーチクリーンを終了し、伊良湖港市場付近で園児達と合流して稚魚放流を行った。
放流量はヒラメの稚魚約3019尾と、メバルの稚魚約1000尾。みんなで楽しく稚魚を放流し、園児達にとっても貴重な体験となったはずだ。
この活動は今年で2回目ということもあり、悪天候の中ではあったが、議員や関係者等多くの人が参加し、イベント自体の知名度も上がってきているようだった。
29日には水中清掃を実施。ダイバーが200㎏のゴミを回収
29日(土)は、伊良湖港市場付近で水中清掃が行われた。今回の活動は、中部日本潜水連盟と海をつくる会の協力のもと実施。
当日は前日と打って変わって晴天の中、ダイバー・陸上スタッフ合わせて45名の参加者が集まった。
9時半から朝礼・ミーティングが行われた。日本釣振興会愛知県支部の高橋支部長、中部日本潜水連盟の萩原理事長から挨拶が行われた後、作業の流れを説明。潜水の準備を行った後、10時すぎから水中清掃が開始された。
ダイバーは陸上スタッフと協力しながら海底のゴミを回収していき、廃タイヤ、ルアーやエギ、空き缶、漁網等、合計200㎏のゴミが集まった。
この日の活動には一般の参加者も数名おり、また、清掃場所には釣り人もいたため、日本釣振興会の活動のPRにもなっていた。
【提供:日本釣振興会愛知県支部・編集:釣具新聞】
なお、この活動の様子は、日本釣振興会愛知県支部公式ホームページや、公式YouTubeチャンネルからも確認出来る。