6月4日、令和5年度「大阪湾クリーン作戦」が大阪市の釣り場3カ所で実施された。
主催は大阪府釣り団体協議会、公益財団法人日本釣振興会大阪府支部。協力は大阪釣具協同組合、大阪府釣りインストラクター連絡機構、フィッシングエイト。
今年も大阪北港舞洲の夢舞大橋周辺、常吉大橋周辺と大阪南港咲州のフェリー乗り場周辺の3カ所で一斉に清掃が行われた。
夢舞大橋周辺には56名、常吉大橋周辺には26名、南港フェリー乗り場が25名で3カ所合計107名が清掃を行った。
みんなで協力し、大阪湾の釣り場を守る!
参加者は3つの会場にそれぞれ現地集合で、午前8時半頃より各会場で朝礼が行われた。
夢舞大橋では主催者を代表して日本釣振興会大阪府支部の橋本俊哉支部長が下記要旨の挨拶を行った。
「本日は一般の方もご参加頂いているという事で、有難うございます。こういった活動の輪が広がっていけばと思います。
コロナ禍で釣り人が増えましたが、マナー問題等の理由で釣り場が減少しています。大阪市からも、このままの状況が続けば釣り禁止や立ち入り禁止にするという警告を何度も受けています。そのような中で、本日は皆様に清掃活動をしてもらいます。
日本釣振興会では魚族資源の保護増殖、水辺環境の美化保全、釣り文化の啓蒙、釣り場開放など様々な活動を行っていますが、本日の清掃もその一環です。ご協力頂いた皆様、有難うございます」。
また各会場で清掃の手順や注意点の説明が行われた。
例えば、電化製品、タイヤ、オイル、建築資材等は回収しない。水辺の作業になるのでライフジャケットを必ず着用する。トング等を使い安全にゴミ回収を行うなど、説明が行われた。
約600㎏を回収。ゴミはいつもより少なめだが…
清掃には釣具メーカー、卸業者、釣具量販店スタッフ、釣り人やその家族など様々な人が参加した。
ゴミは前年よりは少なかった。それでも、ゴミがまとめて放置されている場所もあった他、ペットボトル、空き缶、各種の容器類など多くが散乱している場所もあった。不法投棄と思われるボンベ類が多数放置されている場所もあった。
当日は釣り人の姿もチラホラとあったが、邪魔にならないように参加者は清掃を行っていった。釣り人からも「ご苦労様です」と声を掛けられる事も多くなってきたと感じられた。
全体的にゴミの量が減っている事もあり、清掃は1時間から1時間半ほどで終了した。それぞれ集合し、記念撮影を行い、解散となった。
ゴミは3カ所で合計600㎏回収された。昨年より100㎏少ないが、それでも多くのゴミが放置されていた。
こういった釣り場は、各団体や企業が定期的に清掃を行っている事で、今も釣りが出来る場所となっている。
釣りをする際、ゴミは釣り場に残さないように周知徹底していく事が必要だ。
昨年の様子はコチラ → 【大阪湾クリーン作戦】106名で大阪府内の釣り場を一斉清掃。釣りタレントの高本采実さんも参加