関西で釣り具の量販店を展開するフィッシングマックスでは、「SDGs」に賛同し、様々な活動に取り組んでいる。
SDGsとは周知の通り、持続可能な世界を実現するための17のゴール(目標)・169のターゲット(具体的な達成基準)を設定し、幅広い課題に取り組んでいくものだ。
これらの様々な目標に繋がる活動を行ってきたフィッシングマックスだが、今回は、釣り界として一番関係の深い14番「海の豊かさを守ろう」のほか、13番「気候変動に具体的な対策を」、17番「パートナーシップで目標を達成しよう」に繋がる取り組みについて紹介する。
30年以上前から行ってきた釣り場清掃がSDGsに繋がる。SNSの普及で時代も変化
フィッシングマックスがSDGs活動に取り組むキッカケは、釣り場の清掃活動だったという。
近年、ゴミ問題等による釣り場の閉鎖が釣り界の大きな課題となっているが、フィッシングマックスでは30年以上前から釣り場の清掃を継続して行ってきた。
しかし、以前はこういった社会貢献活動は表に出さず、粛々と行う事が日本の美徳とされており、フィッシングマックスでも広く周知する事は数年前まではしてこなかった。
しかし、近年、釣り場の減少問題が以前に比べて深刻になってきた事や、SNSの普及により、釣り人や釣りに関わる団体が釣り場の清掃活動等を行っている事を、知ってもらおうという動きも出てきた。
そういった中で、フィッシングマックスでも自社が行っている清掃活動を広く知ってもらった方が良いのではないかという話になり、自社サイトやSNSで情報を発信し始めた。この事が、SDGsへの取り組みに繋がってきた。
2021年には、ゴミ拾い活動SNS「PIRIKA(ピリカ)」の「ピリカAWARD2021」で「たくさん拾ったで賞」も受賞。これは、2021年の1年間でピリカへ投稿したゴミの量が多かった人へ贈られる賞だ。
フィッシングマックスでは、今後も釣り場の清掃活動を継続していくとしている。