公益財団法人日本釣振興会東京都支部は、6月4日(土)、 東京都江東区にある「若洲海浜公園」にて「第17回親子釣り教室」を開催した。
早朝から集まり気合い十分!16組32名の親子が参加
公益財団法人日本釣振興会東京都支部が毎年開催しているイベントだが、昨年まではコロナ渦により中止されており今回は3年ぶりの開催となった。
参加者数は、コロナ前までは50組100名を募集していたが、今回は20組40名を募集。当日都合が悪くなりキャンセルが4組あったため、実際の参加者は16組32名となった。このイベントは人気で、50組で募集していた時もすぐに定員となっていたそうだ。
当日、受付開始時間の8時15分には参加予定者がほぼ全員集まり、釣りの支度を始めている親子も複数いた。
9時半になると、公園を管理している東京港埠頭(株)の宮島氏の司会で開会式が行われた。
同支部の常見支部長より挨拶があり、釣りのルールとマナーの啓蒙、魚族資源を増やすこと、釣り場を増やすことなど、日釣振の活動の紹介が行われた。
参加者全員に小冊子「すきすきフィッシング」と「わくわく釣り場ガイド」も配布された。
続いて、東京都釣りインストラクター連絡機構代表の鈴木会長より、釣りは楽しいながらも危険が伴う遊びであるため、子供と同行の際には必ず親(保護者)がしっかりと守ること、またルールとマナーについてもしっかりと守ることを伝えてほしい、といった話があった。
実釣開始!納竿ぎりぎりまで糸を垂らす参加者も…
全員での集合写真を撮影後、8名の釣りの指導員が2組に1人という配分で付き添い、実釣開始となった。
参加者には竿とリール、ジェット天秤、投げ釣り仕掛けなどの道具一式と、保護者には参加の目印となる赤色のゼッケン、子供には黄色いジャケットが配布された。
天気の良い週末ということもあって、公園には参加者以外の釣り人も大勢訪れており、竿を出す場所を探すのに少し時間を要するほどの賑わいを見せていた。
しかし、この日は前日の大雨の影響なのか魚の活性が低く、なかなか魚の姿を見ることが出来なかった。
ただ、終了間近になってフェンスに立てかけてある竿にはっきりとしたアタリが出た参加者がおり、一時的ではあったが周囲に盛り上がりが見られた。
そんな状況ではあったものの、納竿時間の11時55分ギリギリまで多くの参加者が熱心に糸を垂らしていて、8名の指導員も付きっきりでアドバイスをしていた。
12時10分には釣り教室は終了となったが、半数以上の参加者はその後も帰らずに釣りを続けていた。
大会終了後に釣り場のクリーンアップを予定していたが、ありがたいことに、ゴミが全く落ちていなかったため行わないことになった。
会場となった「若洲海浜公園」は都心から近く、海に向かって右側のエリアは足場もよく、フェンスが設けられているので初心者やファミリーにはうってつけの釣り場だ。手洗いも完備されていて、エサや道具、食べ物や飲み物が買える売店があるので安心だ。
感染症も収まる傾向にあるため、今後も釣りに出かけてもらえると期待している。