5月14日(土)、大阪府泉南郡にある淡輪漁港にて、公益財団法人日本釣振興会大阪府支部主催の水中清掃が行われた。協力は淡輪漁業協同組合、NPO法人海未来、大阪釣具協同組合、JOFI大阪。
ダイバーと陸上スタッフが協力して清掃。釣りタレントの高本采実さんも参加
前日は激しく雨が降ったが朝方には止み、清掃当日は曇り。過ごしやすい気温の中での清掃となった。
集合は10時。ダイバー10名、陸上手伝いが19名、監視船・搬送船の乗員が1名の合計30名が参加した。
釣りタレントとして活躍中の高本采実(あやみ)さんも陸上スタッフとして参加した。
朝礼では、主催者を代表して橋本支部長より、参加者へのお礼、日釣振の活動の紹介、各協力団体へのお礼、また、「安全第一でケガのないようによろしくお願い致します」といった挨拶が述べられた。
続けて高本采実さんも挨拶を行い、清掃の準備に入った。
陸上はゴミが少なく良い状態。水中は…?
ダイバーの準備中、陸上スタッフは漁港内や駐車場、周辺の陸上清掃を行うのが恒例となっているが、淡輪漁港では陸上のゴミがほとんど見られなかった。
ダイバーの準備が整うと、陸上スタッフはダイバーのサポートに回った。
ダイバーは基本的に2人1組となり、漁港内の決められたエリアを清掃する。
ダイバーはミカン袋(メッシュのビニール袋)を持って潜水し、海底のゴミを袋に入れる。ゴミ袋がいっぱいになれば、陸上班に合図する。陸上班はカラビナのついたロープを投げ入れ、ゴミを引き上げる。同時に新しいミカン袋をダイバーに渡す。この流れで、水中清掃が行われた。
水深は3~4m、水温約17度、透明度は良かったが、藻があって水中作業はやや困難だった。
ゴミを回収して分別、計量。竿やリール、タイヤなども…
港内から引き上げられたのは、空き缶、ペットボトル、カン、ビン、プラスチックの破片、タイヤ、ロープなど、様々なものがあった。
釣具では、釣り竿やサビキカゴ、竿受けの三脚などもあった。
回収されたゴミはスタッフにより分別され、それぞれ計量も行われた。陸上同様、水中のゴミも比較的少なかった。
淡輪漁港では駐車場代を徴収してそれを漁港の管理費にあてており、常日頃から漁港の管理が行き届いているからだと思われる。
集まった主なゴミは、釣具類が37個、ペットボトルが8本、空き缶が72本、ビンが9本となった。合計重量は約140㎏となった。
午後1時頃には全ての作業が終了し、解散となった。