5月15日(日)、静岡市清水区日の出埠頭において、「清水港日の出埠頭『釣り開放』釣り体験教室」が開催された。主催は公益財団法人日本釣振興会静岡県支部と静岡市。
当日は天候に恵まれ、早朝より多くの参加者が開場待ちをしていた。
8時の開門を10分繰り上げスタートしたが、9時前には150名の入場となり、開始後1時間で入場制限をするほどの盛況ぶりだった。15時の閉門までに約250人が参加した。
静岡県内からの参加者が中心だったが、中部横断自動車道の全面開通により、山梨方面からの参加者もみられた。
参加者はファミリーや初心者が中心で、マダイ、クロダイ、メジナ、カサゴ、キス、ベラなどを釣り上げた。
イベント2日前の雨の影響で濁りが入り、海水温も低下し、アジ、イワシなどのサビキ対象魚の回遊はなく釣果はやや低調であった。
しかし、良型のマダイ、クロダイ、カサゴを釣り上げるなどファミリーの笑顔が溢れ、賑やかな「釣り開放」釣り体験教室となった。
SOLAS条約で閉鎖された釣り場を開放
この事業は、ソーラス条約で閉鎖されている清水港日の出埠頭の一部を一般の釣り人に開放して行われる、「釣り開放」釣り体験教室だ。
今年度も4月から11月の間に年間6回の釣り場開放を予定しており、今回の開催はその第2回目にあたる。
今後の開催日は以下の通り。
・6月19日(日)
・9月25日(日)
・10月16日(日)
・11月13日(日)
国交省港湾局では、地域の関係者による釣り文化振興の取り組みが進められている港湾を「釣り文化振興モデル港」として指定をしており、清水港では2019年にその指定を受けている。
日本釣振興会静岡県支部では、初心者やファミリーを対象にした釣り教室、釣り大会を実施し、釣りの普及活動、釣りマナーと安全対策の向上に力を注いでいくとしている。
【提供:日釣振静岡県支部・編集:釣具新聞】
日の出埠頭の「釣り開放」についてはコチラ → 静岡市公式ホームページ