「フィッシングショーin東北」5年ぶりの開催。過去最高の盛り上がり、2日間で1万人の釣りファンが来場【釣具のキャスティング】

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フィッシングショーin東北のロゴ
  

3月30~31日、「フィッシングショーin東北」が仙台市宮城野区にある「夢メッセみやぎ」展示棟と屋外スペースで開催された。

主催は、(株)ワールドスポーツ。2日間で1万人(2019年の前回開催時は7291人)の入場者数となり、東北の釣り人を大いに盛り上げるショーとなった。

約110社のメーカーが出展。人気ブースには長蛇の列!

「フィッシングショーin東北」の会場内
混雑する「フィッシングショーin東北」の会場内。過去最高の入場者数となり、熱い釣り人も多かった

キャスティングを運営するワールドスポーツ主催の「フィッシングショーin東北」。以前は「ルアーフェスタin仙台」として2015年から3回、同会場で開催されていた。2019年には同会場で展示面積も拡大し、ルアーフェスタから総合ジャンルの「フィッシングショーin東北」として開催された。その後、隔年で開催予定だったがコロナ禍もあり、5年振りの開催となった。

設営が行われていた開催前日は強風となり、交通機関にも影響が出ていたが、開催期間中は両日とも晴天に恵まれ、春の陽気となった。

会場には早朝から屋外まで続く長い入場待ちの列が出来ていた。開場してしばらくすると、場内は来場者で溢れかえった。

今回、出展企業・団体は約110社と前回より規模を拡大して開催された。総合メーカーをはじめ、人気のルアーメーカーも数多く出展していた。

また、限定品やアウトレット品の販売も可能となっており、ブルーブルー、レイドジャパン、デュオ、アピアといった人気メーカーのブースには長蛇の列が出来ていた。

フィッシングショーin東北のブルーブルーのブース
大人気のブルーブルーのブース
フィッシングショーin東北のデュオのブース
デュオのブースも混雑していた
フィッシングショーin東北のデプスのブース
ファンでごった返していたデプスのブース

出品物に関しては、様々なジャンルの商品が展示されていた。以前と比べるとバス関係が減り、シーバス、イカメタル、タイラバなどソルト系ルアーの出品が増えた印象だ。トラウト関係も多かったほか、船釣り、小物類、アパレル、アウトドア用品、また鮎竿の展示受注会も行われるなど幅広い年齢層の人が楽しめる内容となっていた。

フィッシングショーin東北のダイワのブース
展示を楽しむ来場者。幅広い釣りジャンルの展示が行われていた

ステージや抽選会等各イベントも好評。多くの家族連れが満喫

フィッシングショーin東北のステージ
人気アングラーのトークショー等ではステージに大きな人だかりが出来ていた

会場には立派なイベントステージも設置され、ハッピーマックスみしまと成瀬樹里が総合司会となり、多くのトークショーが行われた。

人気アングラーによるセミナーはもちろん、海上保安庁による安全啓発講習や、マジシャンの摩耶一星氏によるマジックショー、ハイスピードタンバリン芸を披露するGONZO氏のショーも行われるなど、釣りをしない人でも楽しむ事が出来る、バラエティ豊かなステージとなっていた。

フィッシングショーin東北のステージ
2日間を通して、様々なプログラムが用意された
フィッシングショーin東北に駆け付けたマルコス
人気YouTuberのマルコスも会場に駆け付けた
フィッシングショーin東北に駆け付けた摩耶一星
マジシャンの摩耶一星氏のステージ。釣りをしない人でも楽しめるプログラムも用意された

来場特典として、各日先着1500名が参加出来る空くじなしのお楽しみ大抽選会も行われ、大人気となっていた。

また屋外展示場ではフードコートや親子釣り掘りコーナー、キッズアトラクションも用意され、家族連れで来場しても1日楽しめる内容となっていた。

フィッシングショーin東北のお楽しみ大抽選会の様子
お楽しみ大抽選会の様子
フィッシングショーin東北のキャスティングブース
キャスティングブースでは限定品の販売も行われ、大人気だった
フィッシングショーin東北のグルメエリア
屋外展示場ではグルメエリアも設置された
フィッシングショーin東北のグルメエリア
1日楽しめるイベントとなっていた

実際に車での来場が多い事もあるのか、家族で会場に来る人が多く、子供の姿も目立っていた。また全体的に来場者の平均年齢が若いと感じられて、今後も期待出来るショーとなっていた。

フィッシングショーin東北の釣り堀のコーナー
釣り掘のコーナーも。家族で楽しんでいた
フィッシングショーin東北のふあふあ遊具
子供向けのアトラクションも設置された

「ショーを毎年やってほしい!」来場者からも大好評

ある来場者に聞くと「岩手から来ましたが、会いたかったプロに会えましたし、これだけ沢山の新製品を見る事が出来てすごく楽しいです。ネットで色々な情報は見るのですが、実際に見られる機会が少ないので、ショーは毎年やって欲しいと思います」と話していた。

また出展社に聞くと「以前と比べて、ものすごく活気があると思います。お客さんが変わったと感じます。展示の装飾も凝り過ぎたかなと思っていたのですが、逆にちょうど良かったです。東北も釣りが変わってきており、お客さんも新しい釣りに合わせて新しいメーカーを求められている部分もあると感じます。東北はなかなか営業に回れていないので、これを機会に頑張りたいと思います」と話していた。

フィッシングショーin東北の会場内
2日間で1万人が来場し、過去最高の盛り上がりを見せたフィッシングショーin東北。来場者からも好評だった

リアルなフィッシングショーで東北の釣りを活性化。今後の東北市場にも期待

最後に今回のショーについて主催者であるワールドスポーツの古川尚人社長に話を伺った。

「もともとこのショーは東日本大震災の後、復興支援の一環として、気持ちが沈んでいた釣り人に、イベントを通じて元気になって欲しいという思いで開催してきました。その後、総合のショーになりましたが、コロナ禍となってしまいました。しかし、コロナが5類に移行となり、キャスティングの店舗内でのイベントも再開しました。リアルのイベントは釣り人を盛り上げる事もあって、東北のショーはぜひ復活させようという事で今回の開催に至ります。

ワールドスポーツの古川尚人社長
ワールドスポーツの古川尚人社長。「東北のショーは家族での来場が多い」と語る

今回、お蔭様で1万人と過去最高の来場者数になりました。ショーも長く開催出来ていませんでしたから、釣り人もメーカーさんに色々な話を聞いてみたいと思われていた方も多かったでしょうし、初めて見られる商品も多かったと思います。

東北はご覧の通りファミリーで来られる来場者が多いです。多くの方に楽しんで頂き、開催して良かったと思っています」。

今回、フィッシングショーin東北は初めて来場者が1万人を超え、大成功となった。釣り自体が変わってきた事もあるのか、新しい釣り人も多く来場していた様子だ。今後の東北市場にも期待を持たせる、良いショーとなっていた。

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