高知県釣具商組合(岡本勲理事長)は7月30日に「第23回鮎釣り大会」を開催しました。
協賛は鏡川漁業協同組合、日本釣振興会高知県支部が全面協力。開催場所は高知市内を流れる鏡川上流広瀬地区になっていましたが、前夜の大雨で河川が濁り、友掛けができる状態ではなく急遽場所を変更。鏡ダム下流の城ノ平公園河川敷に移動し、大会参加者42名での開催となりました。
ダムの放水で水量も増え厳しい釣果になるのではないかと思われましたが、優勝者は21尾の釣果があり、サイズも20―24㎝前後の良型が多く釣れました。
表彰式終了後にはメーカー並びに釣具店からの協賛品も盛り沢山で、お楽しみ抽選会では選手全員に手渡され、大会は正午過ぎにお開きとなりました。
また大会終了後に日本釣振興会高知県支部主催で初心者鮎友釣教室が開催されました。
当日の参加者は男性6名。アユの鼻カン通しから始まり、アユが縄張り争いをして掛かるプロセスを聞き、釣具店従業員の数名が講師になり早々に実釣講習に移りました。
当日の河川は大会終了後であり時間的にも日中の厳しい状態でしたが、それでも約2時間、厳しい暑さの中で参加者はアドバイスを聞いて、それぞれ数尾の良型を掛けられていました。
年齢層も年々高くなりアユ釣り人口も減少傾向に向かっており、また河川環境も年々と悪くなり、アユの育つ環境が少なくなっています。
ここ鏡川漁業協同組合では新体制になりアユの生育状態を詳しく研究するために地元高知大学農学部(水族病理学研究室)と共同研究に取り組んでいます。
高知県内は河川も多くアユが育つ環境整備をすればまだまだアユの遡上数も増え、友釣り人口の復活も決して夢ではない事を確信し、今後も活動を続けます。
【報告:釣具のヤマト・まとめ:編集部】