20年目のアオリコミュニティ。アオリイカを増やすため産卵床を各地で設置【ヤマリア】

ニュース

ヤマリアでは2006年より、アオリコミュニティ~アオリイカ産卵設置支援プロジェクト~の活動を行っており、今年で20年目を迎えている。

アオリコミュニティのバナー
ヤマリアのホームページで活動が紹介されている

この活動が始まった背景は、2000年代の前半から「エギング」が急激にブームとなり釣り人が急増していた。特に秋のハイシーズには、各地の漁港や磯にはエギでアオリイカを狙う釣り人が大勢押し寄せていた。その後、春イカの釣り方等も開発され、エギングは秋だけでなく通年楽しめる釣りになっていく。

そのような中、アオリイカ釣りを末永く楽しんで欲しいと、いち早くアオリイカの資源保護や増殖のための活動を始めたのがヤマリアだ。

アオリコミュニティを報じる釣具新聞
2006年11月発行の釣具新聞。ヤマリアがアオリイカの資源保護の取り組みを始めた事を大きく報じている

アオリイカを増やすだけでなく、当初から漁業者と協力していく事で、釣りへの理解を増してもらいたいという思いも込められている。

アオリイカの産卵床設置の支援・寄附、自社でも産卵床を設置

アオリコミュニティの具体的な活動内容としては、アオリイカ産卵床の設置を行う団体への支援活動と寄附、またヤマリア独自でも産卵床の設置を行っている。

アオリコミュニティの様子
許可を得て近隣の葉の付いた樹木を伐採し一定の大きさに束ねる

アオリイカの産卵床は、地域によって様々な種類はあるが、基本的には葉のついた樹木を一定の大きさに束ねる。束ねた樹木を船で産卵床の設置場所まで運び、ダイバーに協力してもらい、オモリを付ける等を行い、海底に設置するという流れだ。

アオリコミュニティの様子
海底に投入。ダイバーに協力してもらい固定する

設置された産卵床に、アオリイカが産卵している様子が、これまでに何度も確認されている。アオリイカの資源保護や増加に貢献してきた取り組みだ。

アオリイカの卵
設置した産卵床に実際に産み付けられたアオリイカの卵

産卵床設置支援プロジェクトの動画も公開されている。ぜひ、チェックを。

アオリコミュニティの活動目的

ヤマリアでは以下の4つを目的として、アオリコミュニティを行っている。

1・アオリイカの資源を増やす
2・活動ノウハウを各地に広め、アオリイカ釣りを継続できる環境づくりを行う
3・漁業者と協力することで、釣りに対する理解度をふやしていただく
4・活動を釣り人に広く伝え、資源を大切にする心とマナーの向上を図る

広がるコミュニティ。2025年は28回実施計画

アオリコミュニティの輪は大きく広がっており、新たな協力団体も増え続けている。各地でアオリイカの産卵床の支援等が行われている。2025年度は鹿児島から神奈川県まで28回のアオリコミュニティ実施計画が立てられている。

釣具新聞WEBでは、今後、アオリコミュニティの模様も継続的に紹介していく。
(※記事内の写真は、ヤマリア公式HPより使用させて頂いております)

関連ページ → アオリコミュニティ|YAMARIA Corporation|新しい釣りを提案する

関連記事

【ミヤエポック】「ミヤエポックR800 12V・24V」パワフルで操作性の高い電動リール

【ヤマリア】アオリコミュニティ各地で実施中。江之浦漁港では設置した産卵床に産卵確認

ブレードジギング対応のリア用フック「パワフルBLJスペアフック」は大型魚対応の強靭仕様

【がまかつ】「ラグゼ EGTR X(イージーティーアール エックス)」ロングステイを追及した高感度ティップランロッド

脱着式のメッシュポーチ付き。釣具を効率良く収納できる全天候型バッグ「ドライバッグMQ-02β/PA-02β」

【土肥富】「ZH-60 キラキラフック ヨコアイ」魅惑のきらめきが魚を誘う!

タックルオフ工房の曽根洋一さんが出演!富士工業のラジオ番組「OUTDOOR&FISHING」

ジャッカルがLOVE BLUEに寄付。JWSP収益金の一部で持続可能な釣り場作りに貢献