(公財)日本釣振興会近畿地区支部主催、FIE(教育の現場で釣りを活用しよう)推進委員会共催で、6月23日、茨木市・新池で「初心者のためのヘラブナ釣り教室」が開催された。
釣りの楽しさの普及と、青少年の健全な育成に寄与することを目的に始められた教室は今年も参加者29名(大人15名、子供14名)、スタッフ12名で、終始和気あいあいとした雰囲気の中、開催された。
午前10時からの開会式では、日釣振の活動とその活動を支える資金の一部となる「アングラーズバンド」の紹介がされた。その後各釣り場に別れ、講師の指導の下釣り教室が始まった。
今年はヘラブナの活性が高く、釣り開始直後から各所で竿が曲がった。
幼児、子供には仕掛を振り込むことが難しい様子だったが、すぐにコツをつかみ「釣れたよ」のかわいい声が、普段は静かな釣り池に響いた。もつれた仕掛をほどいたり、検寸係として、事務局の太井さんも大活躍。
午後からは釣果が落ちると予想されたので、昼食後開催予定の競技会を繰り上げて開催した。2時の競技終了までに全員がヘラブナの引きを体験し、多い人は20尾近い釣果をあげていた。
閉会式では、上位入賞者の表彰と、参加者全員に協賛各社から提供された賞品が手渡された。
参加者のアンケートでは、「とても楽しかったです。親が釣りをしないと、教えることが出来ないですが、初心者、子供に教えて頂ける機会を作って下さってありがたいです。教えて頂いた講師の方がとても優しくて、子供もすっかりなついていました。こんな機会が沢山あれば良いなと思います」といった声や、「講師の方々の丁寧なご指導により、子供共々楽しく参加出来ました。自分1人でサエ付けからタモですくうことまで出来るようになって満足しています。池での釣りは初めてでしたが、楽しかったです」、「エサ作りからスタートして、釣れるようになって嬉しかったです。魚が掛かって引っ張られた時、すごく嬉しかった」などがあった。
講師のアンケートからは、「初心者に釣ってもらうのは大変だが、釣れた時は、釣った本人よりも嬉しかった。この子達がこれからも釣りを楽しんでくれることを期待したい」。
協賛して頂いた各社に紙面を借りて、お礼を申し上げます。
・協賛一覧
茨木・新池、大阪釣具協同組合、アングラーズグルーブ、釣場速報、報知新聞社、がまかつ、クレハ合繊、グローブライド、シミズ、第一精工、ダン、ハヤブサ、フィッシングエイト、プロックス、松浦テグス、松岡釣具、マルキユー
【報告:峰松茂美・まとめ:編集部】