2月17~18日、「にいがたフィッシングショー2024」が新潟市中央区にある朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター展示ホールで開催された。主催は大型釣具店の「フィッシャーズ」を展開する(株)ホンマ。
にいがたフィッシングショーは毎年有力メーカー100社以上が出展し、2日間でのべ2万人以上が来場する大規模なフィッシングショーだ。北陸や東北でも最大級のイベントであり、毎年多くの釣りファンが会場を訪れている。今年も2日間で約2万2000人が来場し、大盛況となった。
「にいがたフィッシングショー」は、前回までは入場無料だったが、今年から入場料金が前売りで1日券500円(当日700円)、2日券750円(当日1000円)と改訂された。
ただし、入場者全員に会場内に設置された「FISHERS朱鷺メッセ店(即売会場)」で使用できる500円オフのクーポンが配布された。
当日は早朝から入場待ちで数百メートルの列ができたため、開場時間を早めて対応。ショーの開催中は2日間とも4月並みの暖かさとなり、天候にも恵まれ大盛況のショーとなった。
出展メーカー100社以上!気に入ったらその場で予約OK!
会場内はダイワ、シマノ、がまかつなど大手メーカーから小規模なメーカーまで、様々なブースが設置され、有名人気アングラーも数多く来場していた。
アユ竿はダイワ、シマノ、がまかつと並べて設置され、インストラクターもそれぞれ接客し、来場者も実際に手にとって確かめやすくなっていた。
にいがたフィッシングショーでは、その場で新製品等を注文する事も出来る。会場で注文すると特典や値引き等もある事が多い。実際に色々な商品を確かめてから購入出来るため、来場者にとってもメリットが大きく、出展社にとっても直接売上に繋がるため、展示に力が入っている。
各ブースでは、船、投げ、アユ、ヘラ、エギ、イカメタル、ジギング、シーバス、バス、カヤック、アパレルなどあらゆるジャンルの釣具が展示されていた。どのジャンルの釣り人が来ても、楽しむ事が出来たはずだ。
ステージには芸能人や有名アングラー登場!イベントも充実
また、ステージも2つ用意され、さらにフィッシングスクールの会場が用意されるなど、各種イベントも多数行われていた。
特にステージでは、献血推進プロジェクトトーク&ライブとして、MCにアナウンサーの笠井信輔氏、ゲストにクールポコ。と花*花が登場し、人気のネタや歌が披露され盛り上がっていた。
また、マルコスのトークショーや村田基プロによるキャスティングの実演、人気芸人であるヒロシのトークショーなど様々なステージが行われていた。
他にもフードコートでは「新潟ふるさと村」や新潟県内有名酒蔵コーナーが設置され、地元企業や地場産業のPRも行われていた。
またフィッシャーズがプロデュースしている魚料理に合う醤油やポン酢、クラフトビール等も出品されており、大人気となっていた。
フィッシングショーが新潟経済を盛り上げる。来年はさらに面白いショーに
今回のにいがたフィッシングショーついて主催者に話を伺った。
「今回、心配だった事はやはり地震の影響です。ショーの宣伝を大々的に行いにくい部分もありましたし、地域によっては釣りやショーを楽しむといった雰囲気になっていない事を一番危惧していました。
ただ、中止にするのではなくショーを開催する事で、これから明るく変わっていこうという雰囲気を作っていきたいと考えていました。
また、今回も地元の企業等にも出て頂きましたが、これは釣りとアウトドアだけでなく、新潟経済全体を盛り上げていきたいという思いがあります。一部の業界だけでなく、地域の皆で盛り上げていく事が重要です。釣りに興味がない人がショーに来られても、釣りに興味を持って頂けるかもしれませんし、今後のプラスになると思います。
ショーの手応えとしては、想像以上に良かったです。今回は地震、入場料の有料化、天気が良すぎる週末の開催と、開催前はどうなるかと心配していた部分もありましたが、我々が思っている以上にお客様に来て頂く事が出来ました。大変嬉しく思います。
ほか、フィッシャーズのブースでは、『釣り×〇シリーズ』の一環となる商品の出品を行いましたが、想像以上に好評で驚きました。
『釣り×移(移動の移)』はカヤックで、これも見ておられる方が多かったです。『釣り×住』は釣り用の家具でこちらも好評でした。
そして、『釣り×食』では、魚料理に合う醤油やポン酢等の調味料とビールを用意させてもらいました。想像以上に良く売れて、ビールも翌日の分が少なくなるほど好評でした。いずれも魚料理に抜群に合う味となっています。
次回に向けては、また面白いショーを作っていきたいと思います。具体的に言うと、『釣り×〇シリーズ』の延長になると思いますが、『釣り×地域』といった形で、地域の人とさらにタイアップして、釣りが楽しく出来る循環型のサイクルが実現できるといいなと思っています。
釣りに限らず、水産業など魚や水と関係してご商売をされている方は多いです。同じ悩みを抱えている方も多いですから、ぜひ、コラボして皆で良い方向に向かっていければと思います」。