
釣武者初となる磯釣り大会を和歌山・串本で開催
2月15日に和歌山県串本町出雲で、釣武者では初となる磯釣り大会「釣武者ファンフェスタ出雲の陣」が開催された。
この大会は、上物と底物部門を設け、上物93名、底物16名の計108名が参加。関西のみらず、東京、石川、広島、高知など遠方からの参加者もいた。
大会前日までは北西風が吹き荒れる天候だったが、当日は好天に恵まれ、天候としては良いものの、選手にとっては釣り辛い、ベタ凪の1日となった。

今大会は、上物部門がグレ27㎝以上5尾の総重量、底物部門がイシダイ、イシガキダイ1尾の長寸というルールだったが、全体的に魚の活性が低く、グレの検量は全体の2割ほどという結果に。
そんな厳しい状況下でも、しっかりと魚を持ち込んだのが、優勝の玉井氏。3尾2020gで、冬らしいナイスプロポーションな魚で、第1回のファンフェスタチャンピオンとなった。

玉井氏は、「釣武者大ファンとして大会開催がとても嬉しく、好天に恵まれ参加できたことに感謝いたします。試合に関しては結果云々より、楽しめたらという気持ちで挑みました。事前に数回プラクティスで見付けていたパターンがハマり、厳しい状況でしたが3尾のグレをキャッチすることができました」とコメントした。
■玉井氏のタックル
竿:がま磯アテンダー3・125ー53
リール:BBーXハイパーフォースC3000DXXG SL
道糸:磯スペシャル グレミチ1.75号
ハリス:トルネード松田スペシャル ブラックストリーム1.75号
ウキ:ゼクトα 2B
針:イッカド7号
ガン玉:ガン之助ⅡB、ガン次郎3(ハリスの真ん中)
エサ:生オキアミ6kg アミエビ4kg ボイルオキアミ1.5kg
配合剤:グレパワーV9(徳用)、M.S.P(S)レッド

底物部門は、1年の中で最も厳しい季節ということもあり、対象魚の検量はなし。しかし、出雲エリアでは近年、クチジロの釣果が上がるなど、底物ファンにとっては夢のあるエリア。厳しい状況の中でも参加し、検量対象外ながらアオブダイを釣り上げた清水氏に大物賞が贈られた。
また当日は、豚汁の炊き出しを行い、検量後に選手へ振る舞われた。その後、抽選会やじゃんけん大会を行い、盛り上がりのうちに大会は終了。

なお、釣武者ファンフェスタは今後も各地で行われる予定で、「多くの磯釣りファンの参加をお待ちしております」としている。