大阪最南端の岬町で留学生らが釣り体験!町の魅力をSNSで海外にPR!

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「岬町で遊ぼう」の釣果
   

3月14日、大阪最南端の「岬町」を満喫するツアー、「岬町で遊ぼう」が開催された。このイベントは関西在住の海外留学生らを岬町に招いて、岬町の魅力をSNSでそれぞれの国に発信してもらう事が狙いだ。

主催は、うまい泉州DMO(KIX泉州ツーリズムビューロー)、協力は関西エアポート、産経新聞、サンケイスポーツ、フィッシングマックスなど。


DMOとは、観光庁が行っている「観光地域づくり法人」の事で、地域の官民が連携し、インバウンドを含めて観光地域づくりを行っていく法人の事だ。うまい泉州DMOの役員は泉州(大阪府南西部の13市町からなるエリア)の各市長や町長、関西空港の運営会社、地元の鉄道会社等が務めている。

「小島養魚場」でアジ釣り体験。町の魅力を発見、SNSでPR

「岬町で遊ぼう」に集まった留学生
イベントでは17名の留学生が参加。岬町で釣りや食を堪能し、SNSでPRしてもらった

当日は中国、ベトナム、韓国などから来た留学生ら17名が、大阪市内で集合しバスで大阪最南端に位置する岬町に集合。最初に、岬町にある管理釣り場「小島養魚場」で釣り体験を行った。

小島養魚場は海と繋がっている管理釣り場で、アジ、マダイ、スズキ、イワシのほかトラウトサーモンが釣れる。またルアー専用桟橋もあり、アジング等を行う釣り人にも人気の釣り場だ。

午前10時過ぎより、釣り体験教室が始まった。

主催者挨拶では「本日は皆様で楽しいところをどんどん発見してもらい、SNSでたくさんアップして下さい。ご自身の国の家族や友達に『大阪の南部にはこんなに楽しいところがあるよ』とアピールして下さい。アップする際に使える小道具も用意しています。今日だけでなく、普段から泉州に来て下さい」と述べられた。

また、釣りの講師の3名も紹介された。釣りをした事のある人はほとんどいないため「分からない事は何でも質問して下さい。針は危ないので怪我のないようにしてください」という注意も行われた。

道具の準備等はフィッシングマックスがサポートした。

「岬町で遊ぼう」の指導の様子
参加者はほとんどが釣り未経験。スタッフが基本から指導していった

一行は釣り場に移動し、サビキ釣りを行った。講師に教えてもらいながら釣りの準備をし、サビキを投入し、イワシのミンチを撒き餌に釣りを行った。

小島養魚場には丸々とした良型のアジがおり、留学生の竿が次々と曲がり歓声が上がった。

「岬町で遊ぼう」の釣果
見事アジをゲット。初めての体験を楽しんでいる様子だった

そして、釣った魚と一緒に留学生はスマートフォンで写真を撮影し、SNSに投稿していった。

留学生は、主催者が用意した複数の「#Osaka Misaki Town」と書かれたプラカードと一緒に写真を撮って、自身のSNSにアップしていった。

「岬町で遊ぼう」の釣果
オリジナルのプラカードも用意された。楽しく写真撮影を行い、SNSにアップしていった

参加していたベトナム人留学生に話を聞くと「釣りは初めてですが、すごく楽しいです」と喜んでいた。アジもそれなりに釣れ続けて参加者を楽しませ、釣り体験教室は盛況の内に終了した

釣って、食べて、岬町を大満喫。釣りは外国人向けの体験型レジャーとして有効

「岬町で遊ぼう」のバーベキューの様子
お昼ご飯は地元の食材をバーベキューで楽しんだ

その後、近隣の小島漁港に場所を移し、バーベキューが行われた。小島養魚場で釣ったアジも捌かれて、鉄網に乗せられた。

また、大きなアワビや小島漁協が育てた地元産のカキ、サザエ、アカナマコの刺身なども振舞われた。生で食べられる海産物や、美味しさに留学生も大いに盛り上がり、スマートフォンで写真も沢山取り、すぐにSNSにアップしていた。

「岬町で遊ぼう」のバーベキューの様子
釣ったアジも網で焼いて堪能。もちろんSNSへのアップも欠かさず行われた

近年では地域活性化のため観光資源として釣りを活用する事例が全国的に増えている。留学生の喜び方を見ると、外国人観光客を呼び込むために、体験型のレジャーとして釣りの提案も有効である事が改めて感じられた。 

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