2月15日(土)と16日(日)に新潟市中央区の朱鷺メッセで「にいがたフィッシングショー2020」が開催された。主催は、北陸エリアに大型釣具店「フィッシャーズ」を展開する(株)本間釣具店。
来場者数は2日間で約2万1300人(2月15日1万500人、2月16日1万800人、昨年対比約15%減少)だった。
新型コロナウイルスの影響で2日目の来場者は減少したものの、初日は昨年以上の来場者数に
開催初日は昨年以上の来場者があり、コアな釣りファン層を中心に賑わいを見せた。しかしながら新型コロナウイルスの感染拡大を受け、例年であれば多数の来場者がある2日目は来場者が減少(昨年対比約26%減少)。特に、家族連れや年配者の来場減少が目立ったように感じられた。
出展企業は100社(イベント出展や献血、フード関連を合わせると109社)。同ショーは人気ジャンルのバスフィッシング、ソルトルアーフィッシングをはじめ、磯釣りや投げ釣り、アユ釣り、ヘラブナ釣り、トラウトフィッシングなどの関連メーカーが一堂に会するオールジャンルのフィッシングショーだ。
特設ステージでのトークショーのほか、試投ができるキャスティングステージも
各メーカーブースでは新製品展示のほか、限定品の販売も実施された。
また、イベントも豊富で、特設ステージでの有名アングラーのトークショーのほか、キャスティングステージとして、全長60mの大型スペースを設置。トップアングラーによる新作タックルのデモンストレーションと体験試投ができるステージも用意され、多くの参加者で賑わっていた。
また、各ジャンルの釣りを座学で学ぶ釣り教室を開催。小学生以下を対象とした子供向けの企画としては、最新のデジタル技術により、自分が描いた魚のイラストがデジタル水槽で泳ぎだす「紙アプリ体験会」も行われた。
さらに、グルメ関連としては、新潟グルメが楽しめるフードコート「にいがたふるさと村」が出店。たくさんの来場者が各種イベントに参加し、楽しんでいた。
イベントの模様や新製品紹介をユーチューブでライブ配信、オンラインショップで受注も実施。会場内にはWi-Fi環境を配備
今回のショーでは、会場に足を運んでくれる来場者への特典も残しながら、来場できない人にも会場の雰囲気や新製品等の受注サービスがネットを通じて受けられるサービスが実施された。
具体的には、会場内のイベントの模様や、イチオシの新製品紹介をユーチューブでライブ配信を行った。気になる新製品もオンラインショップで受注できるサービスも開始した。
また、会場に足を運んでくれた人にも同様の内容を場内特大スクリーンで放映。Wi-Fi環境を用意して、来場者にも特設サイトやユーチューブ、オンラインショップを利用できるように環境を配備した。
最後にショー主催者に、今回の感想を伺った。
「他のフィッシングショーでの来場者減少などの情報もあり、開催直前での新型コロナウイルス対策などに非常に苦労しました。そういった対策にご理解いただけたことに加え、普段から当店をご愛顧いただいているお客様の支持、地元集客に力を入れた広報戦略などで初日は過去最高の入場待機列となり、とても熱量の高いフィッシングショーを開催させていただけたと思います。
また、新製品受注や各種販売などは来場者数減少を受けても、非常に好調でした」
なお、この「にいがたフィッシングショー」は来年2021年も同時期に開催される予定だ。
【報告:本間釣具店・編集:釣具新聞】