9月4日(日)、神奈川県川崎市にある殿町第二公園周辺で「多摩川フィッシングフェスティバル」の第2会場が開催された。
主催者は公益財団法人日本釣振興会。第1会場は、8月2日に多摩川の上流域、東京都青梅市にある釜の淵公園河川敷の清流で行われた。
第1会場の様子はコチラ → 「多摩川フィッシングフェスティバル2022」釜の淵公園で開催。身近な川で魚釣りと自然体験!
参加者は134名。アクセスの良い多摩川でファミリーフィッシング!
今回の第2会場は多摩川下流域でのハゼ釣りが行われた。
当日は、数日前から猛烈に発達した台風11号の接近が懸念されたが、当初の予想よりも動きが遅く進路も西側になっていることもあり、予報では曇りであったが絶好の快晴に恵まれた。
会場となった殿町第二公園は多摩川の下流域で、集合場所の公園広場は芝生が整備されている。都心から近く車のみならず、公共交通機関を利用しても大変アクセスのよい場所にある。
釣り場となる河川敷は綺麗なトイレと足場がコンクリートで整備されており、初心者や家族連れでも安心して竿を出せるフィールドだ。
参加者は134名、運営スタッフ46名で行われた。今回はコロナ禍の影響もあり、前回よりも募集人数を限定して行った。
受付開始時間に先立ち、運営スタッフに向けて主催者を代表し、日釣振の藤掛副会長より挨拶があり、受付開始時刻の午前8時30分には受付前で検温を済ませた多くの参加者で賑わった。
受付では仕掛けのセットが教材として販売されていて、さらに大人用と子供用のレンタルの救命胴衣が準備された。
参加者全員の受付が終了すると、元アングラーズアイドルの晴山由梨さんよりグループごとに指導するスタッフが紹介された。
いよいよ実釣開始!初心者や子供も好釣果、ハゼ釣り満喫
グループ分けされた参加者は、密にならないようにあらかじめ河川敷に区切られた釣り場へと案内され、いよいよ実釣開始となった。
大半の参加者が初心者であったものの、好条件が重なったためか良型のハゼがとても良く釣れた。
開始から30分後くらいに見回りに行くと、「4尾釣れたよ」、「初めてだけど子供でも釣れました」といった声も聞くことが出来た。スタッフもハゼの口に掛った釣り針を外すのに大忙しの様子だった。
この釣り場に精通しているスタッフによると、最近では珍しいくらいの好釣果だということだった。開催日は潮の干満差の少ない小潮の日であり、また満潮がイベントの終了時間間際の11時半ということで、上げ潮の時間帯に竿を出すことになったのが功を奏したようだった。
釣り場の水はそこそこの透明度があり河川特有の臭いも全くなく、参加者とスタッフの間で、釣りあげたハゼの調理方法や食味、持ち帰り方などについて会話をしている様子も見られた。
12時にはイベントが終了。スタッフの丁寧な指導と好釣果で、参加者の満足度が高いイベントとなっていた。