東京都中央区は、10月9日(土)、10月10日(日)の2日間、「おやじの出番釣り教室」を開催した。
中央区では毎年、家庭教育推進協議会主催で家庭学習会の一環として釣り教室を開催しており、(公財)日本釣振興会の本部が釣り指導の手助けをしている。
例年このイベントは7月頃に開催されているが、今年は緊急事態宣言等により延期された結果、10月に参加人数を絞っての実施となった。
釣りものは例年シロギスだが、今年は東京湾のシロギス釣りが不調のため釣果の期待できるカサゴ釣りに変更した。
この釣り教室は毎回人気があるイベントで、今年も親子12組24名の募集に対して、80組160名以上の申し込みがあった。
イベントのスケジュールは1日目は座学、2日目が実釣で、親子で2日間参加してもらう。
座学は9日に日釣振本部のある日本フィッシング会館8階の会議室で開催。参加者の大半が船釣りの経験が無いため、当日の服装や持ち物などを説明。
その後、日釣振で作成した「釣りあそびジャーナル」の船のカサゴ釣りや、カサゴのさばき方、カサゴがエサをとらえる水中映像などをユーチューブ動画で見てもらった後、カサゴ釣りに使用する竿とリールの扱い方の説明等を行った。
翌日10日の午前7時、中央区が管理をしている朝潮運河に集合し、2隻の船に分かれて乗船、羽田空港近くの釣り場に向かった。
1時間ほど小雨に降られたが、その後は気温が上がり夏のような陽気となった。
潮が澄んでいるのであまり調子が良くないとのことだったが、24人中4人が10尾以上、平均で6、7尾のカサゴが釣れた。
2隻の竿頭は女の子で12尾。生まれて初めて魚を釣った男の子は大喜びで、小さなカサゴも全て持ち帰った。参加者はカサゴ釣りを楽しんだようだった。
【提供:日本釣振興会・編集:釣具新聞】